みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

 愛媛県っておもしろい

 安保法案に反対している唯一の自民党議員というニュースではじめて村上氏を知った。ビデオ・ドットコム6月20日のメルマガ『なぜ違憲の安保法制に党内から異論が出ないのか』ゲストはその村上誠一郎氏だった。今の自民党にこんなにまともな衆議員議員がいたことに驚く。村上議員以外にも個人的に安保法案に懸念を示したり、執行部を批判する議員はいるという。
(以下引用)

…なぜ自民党から真っ当な批判の声が上がらないのだろうか。その原因として村上氏は選挙制度政党助成金などで、党執行部の権限が強大化していることを指摘する。
小選挙区比例代表並立制の導入によって、選挙区では各候補にとって党の公認を得ることが議員にとって死活問題となる一方で、比例名簿の順位を決める権限も党の執行部に握られるようになり、党の方針に逆らうことが難しくなった。…(引用おわり) 詳しくはビデオ・ドットコムで。
 
 しかし、安保法案に反対する国民の声がどんどん増えていけば、与党議員もそうしてはいられないだろう。6月27日の渋谷駅前の特定秘密保護法に反対する学生有志の会若者たち(SEALDS シールズ)の安保法案反対の行動は膨れ上がり、人でいっぱいになった。それに若い人の訴える言葉は、手練れの国会議員のアピールよりもストレートで胸を打つのだ。宣伝カーの上で、共産党の志位委員長、民主党の菅元総理、維新の会、社民党の議員が握手させられ、野党共闘で取り組むことを確約させられていた。(笑)

 村上誠一郎氏、愛媛出身で村上姓なのでもしや、と思ったら、やはり村上水軍の末裔だった。前々から愛媛県には骨っぽい人間性豊かな人物が多いと思っていたが、なぜなのだろう。たとえば桜井忠温、水野広徳も明治時代の軍人として功をあげながらも、軍人をやめて反戦、平和主義者になった。秋山好古日露戦争で活躍した軍人で、海軍大将、長官までのぼりつめながら、故郷に帰り自ら希望して旧制中学校の校長になった。旧制中学では軍事教練が導入されていたが、「学生は兵士ではない」といって、学校での軍事教練を極力減らし、また生徒らの見聞を広めるために修学旅行先に当時日本の統治下にある朝鮮を選んだという。
 
 愛媛県の県民性を検索してみた。場所によって多少違いがあるようだが、愛媛県の場合は瀬戸内海に面し、水上交通が盛んだったことからアジア、朝鮮、中国大陸と歴史的に長い交流があり、国際感覚が豊かだというのだ。私も四国に旅して、松山の道後温泉では地元の人の入る湯場で、オバーサンたちに混じって浸かったが、なんかまったりしていたな。温暖な気候に美味しい食べ物、ゆとりのある文化…。あー、また四国に旅行したくなった。