みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

師走の下北沢

約3ヶ月ぶりに下北沢駅に降りた。南口商店街の通りにはジャズが流れて、若者がわさわさ歩いていた。庚申塚をペンキ塗りしている男性がいた。近くに住むペンキ屋さんで、戦前からここに住んでいるとのこと。「下北沢は若者が多くなってだめになった。汚くなったし、事件は起こすし」若者はお金を使わないしね。と合いの手を入れると、「そう」と力が入る。

南口交番近くのラーメン屋さんが和服の古着屋に変わっていた。2丁目の小田急線踏切の端の目立たない場所に、今日もひっそりと花が供えられている。菅原文太さんの息子さんが、電車にはねられ事故死してから、3年が過ぎた。世間の話題には上がらなくなっても、花は途絶えることがない。

小田急線の車内では英語のアナウンスが入るようになっていた。窓の外を見ると複々線用地が延びている。世田谷代田駅近くの泰山木は無事かと見たら、まだ植わっていた。来年の春花をつけるまで持つだろうか。