みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

小春日和

友人が、今度は大根とキウイフルーツをくれた。地元で取れたばかりの泥がついているやつ。キウイは固いので林檎と一緒に袋に入れる。大根は切って干すことにした。葉は干し桜エビと炒め煮。農家の庭先販売の野菜をもっぱら利用しているので、我が家は今年の野菜高もたいして影響なかった。

昨日、彼女に誘われて、情報収集のため近くに完成した有料老人ホームの内覧会に行った。昨年から地価の高い都内に有料老人ホームが続々建設され始めた。月の支払い費用約30万円、入居金500万から。有料ホームとしてはグレードが高いほうだ。玄関、ロビーなどのインテリアも品が良く、各部屋も従来のより、広いスペースだ。駅にも近いし、もう入居申し込みが入っているとのこと。
毎月30万円払える階層というのは、元大学教授とか、会社のオーナー社長など。月6万円の特別養護老人ホーム(特養)は身寄りがない低所得者に、部屋は個室ではない。新しく出来る個室の特養で、10万円くらい。区内の特別養護老人ホームは競争率が高い。区内の特養に入れない、待ちきれない人は、比較的入りやすい郊外や地方の特養に申し込む。
有料老人ホームはお金次第で、ピンからキリまである。
何かに、日本は貧富の格差が開いているとあったが、介護の世界では、その辺が一目瞭然わかりやすい。
国は介護保険見直しで、「在宅」推進をより強化する方針だ。つまりお金のかかる特養は作らない。病院も重度の患者をどんどん家庭に帰している。しかしながら介護保険でも有料老人ホームでも、手のかかる痴呆や医療ニーズの高い重度の要介護者は、まかないきれない。民間活力、選択の自由 と国が言っていることの中身はこういうことなのだが、どのくらいの人がわかっているかな。