3月10日の記憶 展
すみだ郷土文化資料館の特別展
「東京大空襲・60年―3月10日の記憶―」に行った。
1月22日から4月10日まで開催。都営浅草線、本所吾妻橋下車 徒歩8分。
電話番号(03)5619-7034
昨年の東京大空襲体験者の絵募集の際、昨年は描けないと断った人が、他の人が描いた絵を見て、気持ちが変わり応募した絵が中心と聞いた。戦前の地図に、体験画の場所を落とすことにより空襲被災現場の多角的検証が可能になるとのこと。今まで個々の断片的な記憶でしかなかったものがつながり新しい発見や全容に迫ることができる。戦後60年にして・・・
帰り、江戸時代からある言問団子を茶屋で食べ、隅田川沿いを歩く。川岸にはホームレスの小屋が並ぶ。60年前焼夷弾の炎に追われ、多数の人が焼死した言問橋。ユリカモメだけが昔と変わらぬ姿で川面を行きかう。隅田川も向島の町もコンクリートで固められ、これなら延焼しないだろうが、物悲しいものがある。史上最大の空襲がどういうものであったか、見てほしい。