みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

また、他人の日記

一応、『高松宮日記』は斜め読み終える。『細川日記』細川護貞著も一緒に読むことでよりおもしろさがわかる。いつもながら荒っぽい読み方だが、『徳川義寛終戦日記』読んだら、入江侍従長の日記も読みたくなった。
徳川義寛終戦日記』昭和19年9月30日に、農民は軍需工場をうらむ。供出の多きに不平をいう。思想悪化が農民に入って重大。と書いてあるのを見て、やっぱり庶民とはかけ離れた世界の人なんだと思った。
「銃後」を支えた農村、農家の苦労をわかっていない。男手を兵隊に取られ、農機具、肥料も不足する中で、年寄りと女で田畑を耕すしかなかった。巡査が農家の尻を叩き、強制して、供出割当をクリアしたが、自分の家の飯米さえ残らないほど供出は過酷だったのだよ。

池澤夏樹のメルマガ「異国の客」 そろそろ来ないかなと思っていると配信される。今回のもよかった。
池澤さんにイギリス、北欧にも行ってほしい。日本とは異なる時間が流れているような気がして憧れる。