みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

調布にも空襲があった

調布市平和祈念事業(H17年度) 平和の礎展
「私たちのまちにも空襲があった」〜残されていた調布の空襲記録〜 
8月6日ー15日 午前10時ー午後6時
調布市文化会館たづくり(京王線調布駅下車すぐ) 2階ギャラリー
主催 調布市調布市教育委員会
調布には調布飛行場中島飛行機武蔵製作所(武蔵野市)の関連で空襲が15回もあった。
軽飛行機がのんびり飛ぶ調布飛行場は陸軍の帝都防衛基地だったのか。深大寺多摩川付近にも高射砲陣地があったのだ。主催が教育委員会だけあって、当時の疎開児童らが出征した教師に出した葉書が展示されている。
4月の空襲では日本の戦闘機がB29に体当たりして、調布上空でB29は空中分解。
乗員9人死亡、2人がパラシュートで脱出したものの、一人は住民に暴行され死亡する。鬼畜米英を竹やりで突き殺す訓練をしていた当時としては、当然の成り行きだったのだろう。もう一人の米兵はたまたま憲兵隊に引き渡されたから死なずにすんだ。
まさか、その4ヵ月後に敗戦、米軍が進駐してきて住民がアメリカの憲兵隊に調べられることになるなんてだれも考えなかったろう。
調布市民の協力で、遺品や資料などの展示や調査資料も豊富だった。日曜日なのに会場は閑散としていた。小中高校の総合学習として利用したらよいのにと思った。