みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

町田の空

昨日午後5時過ぎ、小田急町田駅までの道を何人かでおしゃべりしながら歩いていた。
いきなり今まで聞いたこともない爆音が会話をかき消した。「何なのー」と空を見上げる。大きな戦闘機が腹を見せて空を突っ切っていくところ。こんなに大きな戦闘機を見たのははじめて、信じられない。何か起きたのかと不安になった。しかし、町田住人は「いやーね」と顔をしかめつつも驚かない。
帰宅してから町田市の航空機騒音をインターネットで検索した。何と町田市が航空機騒音の公式ホームページを作っている。町田市と横田基地厚木基地との位置関係、これまでの経緯、市の考え方、取り組み(米軍や都、国への要望など)、最新情報が掲載されている。
方向音痴の私は横須賀ー厚木ー横田を結ぶ線上に町田市があることを知らなかった。横須賀にアメリカ空母が寄港する前後に、艦載機発進の軍用機がひんぱんに飛ぶ。ちょうど町田市のあたりで低空飛行に入るということなのだ。あの戦闘機は米軍のだったんだ。
緑豊かな住宅都市町田というイメージだったが、町田市民の苦情第一位は航空機騒音だという。騒音だけではなく、過去に墜落や部品の落下事故も起きている。
日米安保条約ってこういうことなのね。
憲法9条を変えて、戦争に参加できる国にするということは、狭い日本の空を戦闘機がわがもの顔に飛び交うことになるのだ。あれだけの戦闘機を持てば、軍備があれば、使ってみたくなる。戦争や軍備ほど金のかかるものはない。戦争状態になれば社会保障も老後の安泰もない。改憲派は財政負担についてはどういっているのだろう。