みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

トリノの空の先に

kawanomiti2006-02-26

昨日は、横浜に出かけるため、休日にしては早めに起きたが、トリノオリンピック、フィギアスケート エキシビジョン演技に目を奪われた。荒川静香選手とロシアの男性金メダリスト エフゲニー・プルシェンコの演技にうっとり、トップに立つ人の身体の動きはなめらかで余裕がある。
ロシアは何と、氷上にバイオリン奏者を従え、バイオリンの生演奏に合わせて踊った。会場を熱狂させ、ロシアの芸術の豊かな土壌を知らしめた。硬く冷たい氷上で、生身の肉体を極限まで酷使し演技として昇華させる。氷の硬さと柔らかな肉体の対比が、より感動を際立たせる。

大佛次郎記念館歴史講座。みなとみらい線日本大通駅を出ると、タイムマシンで紛れ込んだような街並みの中にいた。会場の横浜開港記念会館は大正6年の建造物。外観もすばらしいが、内部も階段、窓、照明など当時のまま。すべてがすてきだった。会場には70代以上の男性でほぼ埋められていた。港横浜の住人が多いのか、来ている服や帽子が垢抜けておしゃれだ。

しかし、私は二人の講演者の話の間ずっと寝ていた。すぐ眠くなるたちだが、こんなに最初から最後まで寝たということも珍しい。質問の時間に一人の老人が、オリンピックで荒川選手が表彰台でトップに立ち、アメリカとロシアを両脇に従えた。と日露戦争当時と対比させて話したのに、笑いが出る。場違いの講座に来てしまったようだ。
山下公園から海と船を見ながら、赤い靴をはいた女の子の銅像の前に出た。横浜ニューイングランドホテルは天井が低いので驚く。宿泊したマッカーサー元帥は頭をぶつけなかったか。レストランが満員なので横浜中華街に行く。腰の曲がったおばあさんがお茶を出してくれる店でカタ焼きそばを食べた。友達が華正楼の卵入り月餅を買って帰りたいというので付き合う。このお菓子はとてもおいしかった。

写真は横浜開港記念会館。私の携帯フォトでは全容が撮れないのが残念。