みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

先週、「ザ・有頂天ホテル」を観ていた時はわからなかったが、横浜ニューイングランドホテルで撮影されたことを知る。
二十数年前に友人と横浜に行き、1階のレストランみたいな所でケーキセットを頼んだ。格調高く、それでいてほっとするフンイキがあり、「いつかこのホテルに泊まってみたい」と、思った気憶がある。
このホテルは歴史の舞台に時折名前が出るよな、と検索してみたら、日本敗戦とともに厚木飛行場に降り立ったマッカーサー元帥が、直行したホテルだった。
横浜は大空襲で焼け野原になったが、ニューイングランドホテルは焼け残った。
米軍は太平洋戦争開戦1年で日本の敗北を確信した。緻密なシュミレーションを行い、日本の都市空襲を実行した米軍のことだから、日本占領統治に必要な施設として、横浜ニューイングランドホテルを残したのではあるまいか。
ちなみに横浜ニューイングランドホテルにはマッカーサーの部屋が今でも残されているそうだ。

今週の土曜日25日、第22回大佛次郎記念館主催の歴史講座 往復はがきで申し込み、入場当選の返事が届いた。場所は横浜市開港記念館 (横浜ニューイングランドホテルの近く)
日露戦争は日本をどう変えたか」   櫻井良樹 
大佛次郎の『敗戦日記』をめぐって」 新保祐司
大佛次郎という人は、横浜ニューイングランドホテルを常宿にしていたらしい。
講師は私の知らない人だが、日本の大きな岐路の未知の事実や裏話が聞けるのではないかと楽しみ。

「ザ・有頂天ホテル」を私と友人が観ていた同じ時間に、偶然別の映画館で娘と彼氏が観ていたことを知る。娘はこの前の「笑いの大学」も観ていて、親子で三谷幸喜のファンだったとは、意外でもないか。

 
昨日訪問した老人は要介護4でベッドに寝たきりだった。「ロシアに抑留されていたんだよ。731部隊だ。細菌で人殺しやっていたんだ」と叫ぶように言う。
「小説に書かれていることはウソだ」というので、だったら情報提供したらどうですか、というと「それはできない」と。
帰国してから結婚した妻は、東京で空襲に遭っている。疎開しなかったのですか?と聞いたら、当時20歳だったので、疎開はできなかったといわれた。あ、そうか。帝都防衛のために、挺身隊が組織されていたんだっけ、と気がつく。
妻は「靖国神社に逃げて助かった。靖国神社は焼けなかったんですよ。皇居もそうですけど、アメリカは靖国神社を爆撃しなかったそうですね」という。
靖国神社が空襲に遭わなかったというのをはじめて聞いた。米軍の作戦報告書などの資料が早く公開されてほしい。

目をこらし、耳を澄ますと日常のいろいろなことが過去の歴史とつながり絡みあっていて、何とドラマチックなことか。




先週、「ザ・有頂天ホテル」を観ていた時はわからなかったが、横浜ニューイングランドホテルで撮影されたことを知る。
二十数年前に友人と横浜に行き、1階のレストランみたいな所でケーキセットを頼んだ。格調高く、それでいてほっとするフンイキがあり、「いつかこのホテルに泊まってみたい」と、思った気憶がある。
このホテルは歴史の舞台に時折名前が出るよな、と検索してみたら、日本敗戦とともに厚木飛行場に降り立ったマッカーサー元帥が、直行したホテルだった。
横浜は大空襲で焼け野原になったが、ニューイングランドホテルは焼け残った。
米軍は太平洋戦争開戦1年で日本の敗北を確信した。緻密なシュミレーションを行い、日本の都市空襲を実行した米軍のことだから、日本占領統治に必要な施設として、横浜ニューイングランドホテルを残したのではあるまいか。
ちなみに横浜ニューイングランドホテルにはマッカーサーの部屋が今でも残されているそうだ。

今週の土曜日25日、第22回大佛次郎記念館主催の歴史講座 往復はがきで申し込み、入場当選の返事が届いた。場所は横浜市開港記念館 (横浜ニューイングランドホテルの近く)
日露戦争は日本をどう変えたか」   櫻井良樹 
大佛次郎の『敗戦日記』をめぐって」 新保祐司
大佛次郎という人は、横浜ニューイングランドホテルを常宿にしていたらしい。
講師は私の知らない人だが、日本の大きな岐路の未知の事実や裏話が聞けるのではないかと楽しみ。

「ザ・有頂天ホテル」を私と友人が観ていた同じ時間に、偶然別の映画館で娘と彼氏が観ていたことを知る。娘はこの前の「笑いの大学」も観ていて、親子で三谷幸喜のファンだったとは、意外でもないか。

 
昨日訪問した老人は要介護4でベッドに寝たきりだった。「ロシアに抑留されていたんだよ。731部隊だ。細菌で人殺しやっていたんだ」と叫ぶように言う。
「小説に書かれていることはウソだ」というので、だったら情報提供したらどうですか、というと「それはできない」と。
帰国してから結婚した妻は、東京で空襲に遭っている。疎開しなかったのですか?と聞いたら、当時20歳だったので、疎開はできなかったといわれた。あ、そうか。帝都防衛のために、挺身隊が組織されていたんだっけ、と気がつく。
妻は「靖国神社に逃げて助かった。靖国神社は焼けなかったんですよ。皇居もそうですけど、アメリカは靖国神社を爆撃しなかったそうですね」という。
靖国神社が空襲に遭わなかったというのをはじめて聞いた。米軍の作戦報告書などの資料が早く公開されてほしい。

目をこらし、耳を澄ますと日常のいろいろなことが過去の歴史とつながり絡みあっていて、何とドラマチックなことか。