みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

免疫学対遺伝学

東京は36度で今年最高の暑さらしい。といいつつ、冷房は身体の痛みを誘発するのでつけていない。
さすがに日中灼熱のアスファルトの上を歩く人の姿はない。友達んちまで自転車でおしゃべりに行き、帰りに図書館で多田富雄(免疫学者)柳沢桂子(遺伝学者)の往復書簡「露の身ながら」を借りてきた。
まだ、確定しないが、柳沢桂子さんと同じ部類の難病の疑いがあり検査中なので、彼女がどういう闘病をしてきたか知りたいと思ったのだ。二人の知の巨人の対談は私のような劣等生にとっては高度過ぎて難かしかったが、死の淵から生還し、重い障害と闘いながら人間の知性というものはどういうものであるかを身を持って示される姿に圧倒されっぱなし。
「人類の最後は、恐竜のように隕石の衝突や地球の冷却による死滅ではなく、人間自身の自己破壊による滅亡ではないでしょうか」
9・11テロに続く、イラク攻撃を前に、人間の好戦的な遺伝子を発現させないためにどうすればよいかと、生命科学にかかわる学者として、二人は対話する。

お二人の他の著書も読みたいと思った。