みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

春がきた

春の日差しの中を自転車でひとっ走り仕事に行ってきました。桜前線の予報が始まり、これから次々に花の便りが届くことでしょう。寒さにこわばっていた身体が何よりも春の訪れを待ちわびていました。それにしてもブログの間隔が空いてしまいました。書きたいことはあったのですが、時間の過ぎるのの早いこと。

先日は「シッコ」を観た。同じ映画を続けて2度見るということはしないのだが、1回目は驚きの連続で、深く理解できなかった。
上映後に伊藤千尋氏が映画の背景等を解説してくれるというので、まだ観てない友人たちに声をかけ一緒に観た。

アメリカでは9・11の直後、ブッシュ大統領の支持が増え、イラクへの爆撃を非難したり、戦争反対をいうと非国民といわれかねない空気が満ちた。
それでも、マイケルムーア監督は「華氏911」で、イラク戦争とブッシュに対してかなり辛らつに批判する映画を作った。配給元のディズニー会社はこの映画を配給することを最初拒否した。しかしながらアメリカ国民は、たとえ観て不愉快であろうが、上映する自由は担保した。(ここが日本と違うとこかな)。イラク戦争に疑問を感じても口にできなかった人は、映画を観て口にしてもいいんだと共感する人が出始めた。
現在行われているアメリカ大統領予備選挙若い人たち草の根運動的に参加している。イラク戦争に反対した候補が互角に戦っている。このアメリカの変化に、マイケルムーア監督の一連のドキュメンタリー映画が果たした役割は大きいはずだというような話だった。
伊藤千尋氏はアメリカで記者生活を送ったが、アメリカでは交通事故に遭っても救急車には乗らないでタクシーに乗るほうがよい。日本では考えられない高額な金額を請求される。シッコに描かれたアメリカの医療の現実は日本人としてにわかに信じられないが、本当のことだという。アメリカの軍事費が国家予算の3分の1を占める現実・・・。片や旅行者にまで無料で治療する国がある。

(やばいよ、アメリカの後追いをするのは) 記憶力の弱い私がやっと思い出しながら、書いたのであやふやです。正確に知りたい人は、伊藤千尋氏の書いたものを読んでね。

63年前、3月9日の深夜から10日未明にかけて、アメリカの爆撃機B29が大挙して東京の下町を襲い、油を上空から撒いて町と住民を焼き尽くした日だ。世界中の人に、新しいアメリカの大統領に、被災者の描いた東京大空襲の絵を見せたい。