みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

「仕事をしながら普天間・辺野古を思う」

今日は日曜日だけど出勤し書類作りをやってきた。電話もかからない、誰もいない休日の職場は集中できて書類作成に適している。
だが、やってもやっても片付かない書類。介護保険制度は年月が経つごとに現場は書類地獄に至った。厚労省は書類や事務について、現場から不満と苦情を受けて、見直しのための意見を募集した。私もしっかり書いて厚労省に送信したが、その結果はどうなったかな。

認知症だが一人暮らしの85歳の婆様がいる。この間、娘さんから電話が入った。
「久しぶりに泊まったら、夜中にガスはつけっぱなしだし、犬に餌をたくさん食べさせて具合悪くさせちゃうし、どうしてくれるのよ」と電話でまくしたてられた。
婆様は昼間はディサービスに行って楽しく過ごしているが、一人になる夜は不安で混乱するのだ。医師がいうように、自宅での一人暮らしは限界に近づいているのかもしれない。人と話すのが好きな婆様だから、グループホームが合っていそうだ。
しかし、都会ではグループホームの数が少なく、費用も月20〜30万円かかるので、狭き門なのである。
安い特養ホームは圧倒的に数が少なく、都内はどこも待機者が一杯だ。そしてどこも人手は足りない。
「どうしてくれるのよ」といわれても、ケアマネは途方に暮れる。外部の人には現場の苦労やどんな問題が起きているのかわからないだろうな。

ところが「通販生活」2010年 夏号で、介護保険制度について鋭く問題提起しているではないか。新聞もテレビもここまで言わない。
政党も利用者や有権者に負担を強いることは言わない。介護報酬の設定そのものが「使い捨て労働」が前提 介護職の待遇のしわ寄せは介護される側に跳ね返る。
満足いくサービスのための費用は誰が負担するのか。どのように介護保険料や利用料の負担を分かち合うのか。を考える時期にきている。
 という文を読んでいるうち、何か普天間、辺野古の基地問題と似ているなと思った。日米安保条約、抑止力は必要。でも基地は沖縄でお願いね。
沖縄の人々よ怒れ。介護職の人々も怒れ。