みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

酷暑に負けないライフスタイル

 西表島に住む妹が、東京よりも沖縄の方が涼しいという。東京や大阪など過密都市の気温は、すでに熱帯並みになった。この過酷な環境で我々はどう生き延びたらいいのだろう。 建物、町並み、服装、ライフスタイルを熱帯地方並みに変えるしかないのではなかろうか。家を建てるとき、エアコンに頼らずに済むよう風の通る道を作るとか。
 昭和30年代、エアコンどころか扇風機もあったかな、という時代、私の祖父などは半袖の白い開襟シャツを着ていたものだ。外に出る時は、人それぞれの居場所に合わせて、麦わら帽子や、パナマ帽、布製のつばのある帽子などをかぶっていた。
 ところが今、これだけ紫外線の害や、熱中症がいわれているにもかかわらず、男たちは帽子をかぶらなくなった。
 先日も炎天下の舗道で、玉の汗を流して測量をしている若い男二人が、何もかぶっていない。髪形が崩れるのを気にしているのだろうか。紫外線は肌、目、血管を老化させるだけでなく、頭皮も乾燥させ、毛髪にダメージを与えるとテレビでいってたぞ。


 先週最後のNHK朝のドラマ「ゲゲゲの女房」は、生き残った水木しげるが戦友と再会し、ラバウルの玉砕の真実が語られるところが、真に迫ってよかった。私はお化けや妖怪ものは苦手で、いっさい見ないので水木しげるの漫画も見たことはなかった。
 「ゲゲゲの女房」を毎回見ているうちに、水木しげるが兵士として従軍し、玉砕の島から奇跡的に生還したことが、漫画を描くエネルギーになっていることがわかった。また、漫画雑誌「ガロ」誕生のイキサツも知ることができ、NHKの朝ドラでこんなに刺激や興奮を感じられるとは、毎朝見るのが楽しみ。

 22日の夜ETV特集は、大逆事件から100年たち、やっと遺族や、地域の人たちが真相を語り始めたこと。100年もの間、沈黙を強いられたことの重さに、圧倒され言葉もない。