みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

コロナウィルス自粛延長 

窓から降る雪を眺めながら、安政7年3月3日(1860年3月24日)「桜田門外の変」の時もこのような牡丹雪が、江戸城辺りに降っていたのかとふと思った。

不要不急の外出自粛令のため、図書館休館が延長になり、絵本読み聞かせの会の定例会や読み聞かせの小さな集まりも中止になった。いつまで続くコロナ渦・・・

先週不整脈の治療に通うクリニックに行く途中、大きなスーパーの横に開店を待つ行列ができていた。並んでいるのは中高年の姿が多い。ニュースによれば、今はトイレットペーパーよりも食料品の買いだめに走っているようだ。また友達のメールによると、駅前の高級スーパーで、カートに食料品を一杯積んだ老婦人が倒れており、救急車の到着を待っていたという。高齢者が買いだめの衝動に走るのは、理屈ではなく、戦中戦後の食料・物資不足の苦い記憶が体に染みついているからか。

さてコロナウィルス・パンデミックはこれからどういう展開になるのか。世界の国々の対応をニュースで見ていると、それぞれの国民性、国の方針が異なり興味深い。常日頃社会福祉や医療にきちんと取り組んでいた国は、トップをはじめ比較的冷静に対応しているようだ。

片や経済・軍備優先・社会保障は自己責任の国々の状況は悲惨だ。米国のように医療保険が低所得者や貧困層に届かない国では、パンデミックになった時に手の打ちようがない。

わが日本国では政府の危機管理はイージス・ショア、航空母艦建設、戦闘機の購入などの防衛と称する予算が優先され、災害やパンデミックを想定した国土保全や人命優先とはなっていなかった。ということがあらわになった。プリンスダイアモンド号でコロナ・ウイルス感染が問題になってからかなり経つのに、まだマスクも人工呼吸器も不足している。病院や医師までマスクがないというのだから恐るべし。

願わくばこのコロナ・パンデミックの政府の対応や医療のデーターが記録として保存され、次に来るパンデミックに教訓として十分に生かされてほしいと願うばかり。