みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

異国の客 について

池澤夏樹さんのメールマガジン

異国の客 023
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川の風景、マニフ、記憶論とチベット その3

前回のフランスの中学生についてのレポートもおもしろかったが、今回の記憶論は私には強烈に胸に落ちた。

現在は過去と未来によって定義されている。
 現在はそれだけでは自立できない。
 未来は空白だが、この空白が、ちょうど真空が空気を吸い出すように現
在を吸い出す。
 そうして刻々埋められて現在化される空白が未来である。

これはその一部だが、大量殺戮と破壊の20世紀を経て、21世紀になった現在の姿を、家族と移り住んだフランスから、レポートしている。私はアメリカの情報は多いが、ヨーロッパや北欧の記事が少ないのが不満なので、池澤さんのレポートは新鮮であり、待ち遠しい。