みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

田原坂

ベランダに甘い香りが漂っている。何だろうと思ったらニガウリの花だった。ニガウリは2本あって、沖縄のと、薩摩レイシだ。薩摩レイシは葉の形がギザギザして切込が深い。
昨夜はNHK『その時歴史は動いた』 さらばサムライ西南戦争の真実・田原坂 を見た。
歌にある越すに越されぬ田原坂・・・とはこの事だったのか。西郷さんの銅像の意味を知る。朝日新聞夕刊では戊辰戦争の小説を連載中だ。政府軍となった旧会津藩士が「戊辰の復讐」と叫びながら西郷の陣地に切り込んでいくところ、凄まじい。西南戦争の戦死者の墓に会津と並んで茨城の文字も見えた。靖国神社遊就館で見たことも含めて、いろいろな立場の文献が頭に混在していることで背景がわかり、味わい深かった。
明治政府は西南戦争で、軍隊を動かすにはカリスマが必要だ、と学んで、それ以後、軍人勅語明治天皇が「朕は汝ら軍人の元帥なるぞ」とカリスマ制が確立されていった。その精神主義が昭和の十五戦争まで続いて悲劇をもたらした。
再放送は7月1日とのこと。