みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

外歩きのよい季節

 一昨日からログインしても編集画面にならなくて更新できなかった。娘にSOS出して、うろうろ日記のフレームを変えたら、うまくいった。はてなさん、お騒がせしました。

 外歩きの仕事が楽しい季節になった。空気が澄んでいて軽い。秋になったんだ。9月中旬までの灼熱のアスファルトがウソのようだ。
 まちを歩いていて花の香りにふっとわれに返る。どこかと探すとキンモクセイの蕾がほころび始めたばかり。この蕾から咲き始めの時期が一番よい香りなんだそうだ。我がベランダのキンモクセイは遅咲きで、まだ蕾にもなっていない。他所のが散る頃咲き始める。
 
 先日、都内のある養護老人ホームに仕事で行った。養護老人ホームとは、高齢や障害のために、家で一人で暮らすことは出来ないが、見守りがあれば、自分での身の回りのことはある程度できる人たちを対象としている。いわゆる特養(特別養護老人ホーム)とは違い所得に応じて負担がある。
 午後の時間帯、1階では風船バレー、2階の少し重い人たちは演奏に合わせて唱歌を歌っていた。
 その建物は50人の高齢者が暮らしていた。障害が軽いとはいえ高齢者のこと、いつ車イスが必要になるか、寝たきりになるかわからない。

 寮母から、夜勤が一人体制と聞いて驚いた。介助の必要な車いす利用者が4人になり、徘徊する人がいると、手一杯という。夜間一人で50人の高齢者を看るということは、精神的、肉体的にきついだろうなと思う。もし火事や災害など突発的な問題が起きたら、どうなるのだろう.

 来年早々、厚労省から来年度からの介護報酬が発表になる。それに先立ち、先週、各事業体の経営収支(昨年9月の実績)が発表になった。特に施設の黒字が強調されていたので、たぶん施設は報酬が減額されることだろう。特養(特別養護老人ホーム 重度要介護中心)では職員のパート化が進み、きつい仕事に低報酬のため職員が長続きしない。介護(仕事)の質を確保するための適正な最低限度の賃金、適正な報酬という考え方はできないのだろうか。