みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

隣は何をする人ぞ

kawanomiti2005-10-26

昨年、ギンナンのカラ割りに苦労したので、専用のカラ割りを購入した。(1420円)
カラだけ割って中身が割れないというふれ込みだが、やって見たら中身も割れてしまう。これならカナズチで叩いて割った方がいいくらいだ。
農家の庭先で野菜を売っているおばあさんがいたので、長葱とギンナンを買った。ギンナンのカラを割るのが大変で・・・と言ったら、おばあさんが「簡単よ」と教えてくれた。
ギンナンを十個くらい、大き目の紙の袋に入れて、電子レンジに入れる。機種にもよるが大体1分加熱すればカラが割れる。楊枝で中身を取り出すが、あま皮もとりやすいという。
そんなに簡単な方法があったんだ。農家の庭先販売やJAの直売店では、いつのまにか知らない人と、新顔の野菜の食べ方や、おいしい柿の見分け方など情報交換している。
1袋200円のギンナン買って、とても得をした気分、みんなに教えよう。


来年度からの介護保険制度改正、介護報酬改定の議論が大詰めを迎え、大体の骨子が決まりつつあるようだ。
介護保険制度の掲示板では、厚労省への悲鳴のような怨みが見え隠れしている。
先月25日、朝日新聞介護保険施設の利益率が高いという見出しが掲載された。
厚労省が昨年9月の1ヶ月間の収支報告を全国の施設、サービス事業者から無作為に選んで平均を出したところ、介護保険施設の利益率が特別養護老人ホーム老人保健施設などの介護保険施設で高い(10・2パーセントと10・6パーセント)ことがわかった。
つまり、利益率が高いと名指しされた事業は介護報酬引き下げのターゲットになるということだ。
しかしながら、私が最近訪問した新型の特別養護老人ホームでは、非常勤職員募集の張り紙が出ており、時給800円と書いてあった。その施設のホームページにはすばらしい理念が述べられていたが、現場の従業員は余裕がなく、表情は明るいとはいえなかった。

施設の利益率が高いというが、介護の担い手がどれだけ低賃金で、過酷な労働条件を強いられているか。新聞は厚労省の発表を鵜呑みにせず、現場の実態を検証して問題提起してほしい。