みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

ぼたん雪降りしきる

kawanomiti2006-01-21

朝、カーテンを開けたら雪景色。昨日の予報よりも積雪は多くなりそうだ。
たとえ5センチの雪でも東京では交通機関が混乱する。土曜日の大雪でよかった。凍りつく前に階段前の雪かきをせねば。
写真は午前11時頃。まだ長靴でなくても歩ける。目の前を若めのカップルが手をつないで歩いて行った。それぞれに透明のビニール傘をさしているのが、絵になっていた。「冬のソナタ」のピュアな映像を思い出し、ちょっと強引な連想かと苦笑。

ここのところ、大小の災難に見舞われている私だが、昨日は少し救われることがあった。療養型病院(旧老人病院)に行くと、糞尿の臭いが漂い、植物人間のようにベットに横たわる老人を目にする。私が訪ねた相手は「早くここから出してくれ。何でこんな目に遭わなくちゃならないんだ」と廊下まで聞こえる声で叫んでいる91歳の老人だった。
本人と家族に面談してから、ナースステーションに寄る。看護師は一人しか見当たらず、医師が患者か家族と話していた。
看護師は忙しそうで「仕事しながらでいいですか」という。2、3看護師に確認していると、医師が「00さんでしょう」と、検査の結果悪い異変が見つかったことを話してくれた。
70代くらいのオジイチャン先生という感じの医師だ。このように自然体で人に応対し、説明してくれる医師は初めてだ。職場に帰って話したら「00病院でしょう?」と、その医師に会った人がいて「ああいう先生が病院に一人でもいてくれたらいいわね」と言った。