みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

春はまだか

北風が冷たい。四角い空の向こうに、オレンジ色に輝く夕焼けが見えた。
麦麹が届いたので、大豆を煮て味噌作り。約10ヶ月寝かせると、香り高くうまい麦味噌ができる。


介護保険の介護報酬の発表が昨日あった。信じられない数字だ。介護保険制度の掲示板に男性ケアマネージャーがこれではやっていけないので、福祉業界から去りますと書き込みをしていた。福祉の民営化の中身についてマスコミは取りあげない。

走りながら考える厚労省のために振り回されっぱなしの介護現場。年金と同じで、上意下達、介護保険の内容が被保険者、納税者に衆知されていないことが一番の問題だ。

そこでどういう混乱が起きているのかは表には出ない。
認定調査でヘルパーが入っている時に訪問すると、同居家族がいるのにお手伝いさん代わりに掃除をしていたりする。
できないというと「よそに頼むわ」と断られるからだ。姉歯建築士の問題と似ている。民間活力はこうなりやすいものだ。

そうかと思えば先日、大雪の数日後に訪問した家では、玄関前の階段が雪で覆われ、カチカチに凍り付いていた。「気をつけて上がってください」と本人から声を掛けられた。手すりに掴まりやっと玄関にたどり着いた。
彼は日中独居、要介護1で移動は杖歩行だ。勤めている娘さんがいて土日休みだから、土曜日に降った雪を夕方雪かき出来たはずだが。もしなんかの事情でできなかったとしても、杖で移動する父親が転倒する危険を考えないのだろうか。この家にはヘルパーが家事援助で入っているが、雪かきは介護保険ではできない。他の社会資源サービスを使うことになっているが、誰もケアマネジャーに連絡しないのか。ヘルパー自身だって転倒するかもしれない。
何か変!
重度化予防、介護保険料の圧縮というお題目だけが一人歩きしている。