みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

小雨降る日の江戸小唄

今日は梅干用の梅を買いに農家の庭先をまわった。まだ、熟したりないので黄色くなるまで置いておく。
2月に仕込んだ麦味噌の覆いをはずし、底からかき混ぜて、また覆いをしてしまいこむ。秋に妹が上京する時には食べ頃になるだろう。


昨日は江戸小唄のお師匠さんのムメさん(仮名)大正14年生まれ を訪問した。ムメさんは目の病気に罹り、ほとんど見えない。
庭には小雨に濡れる赤紫のクレマチスの花。二人のお弟子さんが見えるはずが、雨のせいか遅れているようだ。ムメさんが三味線を取り出し、つまびきながら江戸小唄を歌い始めた。ふくよかな張りのある声、料亭の娘だったムメさんは6歳からお稽古をしていたという。
江戸小唄という言葉は目にしたことがあるが、目の前で聴くのははじめてだ。男と逢った翌朝の情感がそれとなく詠み込まれていて、というのはムメさんに歌詞を説明してもらって、そういうことなの!とわかったのであるが、なんとまあ艶っぽいこと。とても贅沢な時間を堪能させてもらった。

急に江戸小唄のことが知りたくなり、図書館に行って検索した。昨日聴いた小唄の歌詞を探したが、見つからなかった。今度ムメさんちに行った時教えてもらおう。