みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

もっと声を

今朝の朝日新聞声欄には「新介護制度に困っています」という77歳の女性、「外国人介護士受け入れ尚早」という介護・福祉の専門学校教員の投書が並んで掲載された。
女性の夫は人工股関節を入れる手術をしており、股関節に伸展制限がある。リハビリにがんばって要介護1から要支援になった結果、介護保険で電動ベッドがレンタルできなくなった。35万もする電動ベッドを購入するか、自費でレンタルするしか選択肢は示されないというもの。 (こんなでは介護保険料を払うのが嫌になるよね)
専門学校の教員は介護福祉士ホームヘルパーが担っている介護労働が、劣悪で低賃金のため人手不足を招いている。
最近は新卒者さえ臨時やパートでの採用も珍しくない。まず現在の雇用労働環境を改善することこそ先決なのである。
このまま安易に外国人労働者を受け入れれば、介護分野の雇用環境が劣悪なまま放置されるのではないかと危惧するというもの。   (ずーっと放置されたままでした)
どちらの投書も的を得ており、大多数の関係者の声を代弁していると思う。よくぞ声を挙げてくれました。全く介護現場のホームヘルパーの雇用環境ときたら、先進国の人たちが知ったら驚くことだろう。