みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

kawanomiti2006-07-23

                                                         
東京は梅雨空が続いている。
カッパ着ての自転車通勤が続く。今年わがベランダの緑のカーテンを半分に減らしたのは正解だった。
キュウリは葉がカビにやられ、さんざん。ニガウリは長さはあるが太さが足りない。これは日照不足と関係があるのか。
しかし、窓越しに緑の葉が見えるのは気持ちをなごませる。ニガウリは病気に強いし、花の香りが良いので来年も続けよう。


昨日で、ヒューマンエラー 〜人間はなぜ間違えるのか」 という3回連続の講座が終わった。
うっかりミスの多い私にぴったり、とばかり申し込んで毎回受講した。本当言うと三分の一は寝ていました。
1回目 事故やトラブルとヒューマンファクター
ヒューマンファクター、ヒューマンエラーとは何か?
事故やトラブルを防ぐためには、など
2回目 生理特性とヒューマンエラー
疲労とは何か?
人間の生体リズム、夜勤が疲れる理由
3回目 心理特性とヒューマンエラー
人間の認知・行動からみたヒューマンエラー

講師は、財団法人電力研究所ヒューマンファクター研究センターの副センター長
所属母体が電力関係なので原子力発電所の事故、あるいは航空機事故など、大きな事故を事例に話された。
当然、電力会社や航空会社には事故を防ぐ、あるいは事故後の検証を行う体制があるわけで、あまり目新しさはなかった。
むしろ、日本の一般の会社、社会にヒューマンファクター(人間工学 人間科学)に基づいた事故防止の体制が浸透していないことを実感した。
ヒューマンファクターという学部がある大学は早稲田大学など、わずか。進んでいるのはアメリカ、特にNASAや軍 という講師の話。
私は医療ミスが減らないことに、事故が起きると、トップが平身低頭してうやむやになる光景にうんざりしている。
知りたいのは何が問題で、どういうふうに改善されるのかなのに。ミスに対して、叱責と、犯人探しが行われている現場は多いはずで、それは事故を減らすどころか、大きな事故につながる。
人間はミスを犯すものだという前提に立った対策、システムが求められている。管理職の研修にヒューマンファクターが必修になることを願う。

朝日新聞に連載されている分裂日本「新しき富者にショックを受けている。
金持ちが税金を極力払わないですむよう日本を脱出し、国を渡り歩くという流れがあるとは。
私たちは働いて有無をいわさず税金を取られる。そもそも税金を取られるという考えがおかしいのかも。私たちのために使われるのが税金なのだから。
富者は情報を交換し、有利な条件を確保する。
新聞の投書欄には介護保険や医療費改正で負担が増える利用者から、怒りをぶつけられる認定調査員や相談員の投書が載っているが、現場や窓口の職員(非正規職員が多い)に怒りをぶつけ、愚痴ってどうするの。
怒りをぶつける先を間違えないで、といいたい。でこういう弱者の現実をきちんと把握して、政策を立案できる政党は存在するのか。あっても人々の心を引きつけられないのかはなぜなのか。これも不思議の一つだ。

夜9時からNHKスペシャル「急増”働く貧困層”」涙とともに画面を見つめた。浮かれた表層社会を写すことの多いテレビで、ワーキングプアーの悲しみ、その子供の悲しみを知った。