みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

NHK日曜討論 は総裁選挙を前に、格差・消費税・アジア外交について自民党の若手、中堅議員による徹底討論だった。

高市早苗議員が出るのに驚いた。朝生とかテレビのワイドショーならともかく、日曜日の朝、しかも公共放送NHKの討論番組だ。いつもに増して厚化粧なのはともかく、発言内容に品位がない。
日本の近現代史について無知で、無知を指摘されても厚顔のところは今日も同じだった。首相の靖国神社参拝が外交問題になっていることについて、あいかわらず中国、韓国の内政干渉と切り捨てる。

この点について舛添議員の意見は真っ当だった。中国や韓国は隣人なのだから、文化や歴史認識は違っても、相手の立場や意見を聞き、日本も言うべきことはいう。歴史認識の違いについては両国で協同研究を続ける。とにかく日本は中国や韓国に戦争で被害を与えたのだ。中国ではその辛い記憶が子や孫に語り継がれているということを知らなければならない。というものだった。
高市議員は生活保護受給者に対して、弱者のフリをしている人が一部にいるといった。内輪の会合ならともかく、日曜朝の公共放送の討論番組でいうべき発言だろうか。
たしかに生活保護の受給については不透明な部分があるのは事実だ。しかし、一部の不正な受給者を引き合いに、弱者のフリをしている人たちがいるということで、どれだけの受給者が肩身の狭い思いをすることか。
その発言の影響力が心配だ。大部分の人は迷い、遠慮しながら役所の窓口に行っているはずだ。中には生活保護を受けずに餓死する家族さえいる。
不正や目に余る部分というのは生活保護制度の中身が時代に合っていないのと、生活保護受給者が自立できるような支援策になっていないからなのである。
一見大衆にわかりやすい軽い言葉を吐く、見識のない厚顔無恥の政治家が多いこと。

それから家事をしたり、昼寝をして夕方になったが、高市早苗議員の発言が頭の隅に残っていて気になり、ブログに書くことにした。