みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

『言論統制列島』

昨日の夕焼けは雲がピンク色に染まりきれいだった。今日の夕焼けは雲がないが、空の色の変化に見とれた。
濃いブルーの空が夕日が沈む頃、茜色に輝き、富士山が影絵のようにくっきり見えた。それもほんの一瞬、空は暗いブルーから黒に暗転し、荘厳な大パノラマは終わった。


友達の話に触発されて、図書館で『言論統制列島』〜誰もいわなかった右翼と左翼 講談社 2005年 を借りた。鈴木邦男 斉藤貴男 森達也の対談
三人とも感性、考え方が柔軟で、ある意味で常識的、まともなことを言っている。
問題は世の中を仕切っているマスコミが当たり前のことをいわず、彼ら三人が少数派として無視されていることかな。
日の丸君が代に対しても、反骨というより強制に対する嫌だな、という反射神経、憲法改正論議についても、どういう人たちが変えたがっているのか、で今変えることは危険だという。共感できることばかり。


右翼・左翼という二分法も変だけど、「左翼」の言説が説得力を持たない、元気がないのは、難しいか、型ぐるしく庶民の頭にストンと落ちないからだ。
庶民はインテリと違い、毎日固い難しいことばかり考えているわけにはいかないのよ。『言論統制列島』を読んで、まず頭を柔軟にして感性を磨くことから始めよう。