みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

暖冬

青空と温かい陽気に誘われて、腰にコルセットつけてベランダと台所の大掃除をした。共用廊下の蛍光灯と階段も掃除する。掃除当番が廻ってきたため。
腰痛には安静が一番というけど、このご時勢に1週間も安静に寝てられる人おますかいな。朝のテレビ小説の影響で大阪弁がうつってしまった。
満鉄のコックさんしていて、日本に引き揚げてきてからもずっとコックをしていた90歳の男性が、もう3キロ痩せないといけないんですが、という。油っこい肉が好きで、毎日食べている。豚ばら、三枚肉ですな。と自分の脇腹辺を指す。豚の三枚肉を何時間も煮て柔らかくする。何といっても豚が一番おいしいです。牛なんか比べ物になりません。と昨日言っていた。
たしかにそう思う。で、冷蔵庫に放ってある私の黒豚ばらくんせい、塩気がきつめなので、またキャベツを大ぶりに切ったのと鍋で煮た。人参、じゃがいもも大ぶりに切って入れた。水足してふたして煮るだけ。暖冬の影響でキャベツがただみたいに安い。だし無し、味付けしなくても最高においしい。まったく外食なんてする気になれん。


友達が友達から借りたという内橋克人の『悪魔のサイクル』 ネオリベラリズム循環 を、ポストに入れてくれたので読む。最近出た本。わかりやすくおもしろい。
私は経済や難しいことはダメだが、アメリカの追っかけしている日本の将来が不安で恐かった。何となく北欧みたいなのがいいなと思っても、そちらの情報はないから本当のことはわからないままだった。
この本読むと、単に格差社会とか、規制緩和といわれているものの背後にある大きな潮流の正体が解き明かされる。こんなにわかりやすくて大丈夫なのか(騙されないか)と心配になるくらい経済問題がやさしく書かれている。出版元が文藝春秋社というのもおもしろい。