みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

大晦日

我が事務所は28日が仕事納めだった。
夜は職場の忘年会、寿司屋の個室で好きなものを次々に頼む。寿司屋に入るのは何年ぶりだろう。自分の財布を心配しないで、寿司をこれでもかといただいた。
合鴨のたたき、アナゴの白焼き、シャコ、中トロ、どれもおいしかった。
おそらく、こういう幸運はそう長くは続かないだろう。
「もう中国にマグロやってもいいよね。みんな、だいぶ食べたろう」と誰かがいい、笑い声が起きた。


さて、大晦日。今年もおせちは作らない。元旦は田舎だし、おせちは好きではないから。あ、友達からもらったなますがある。
午前中は、塩抜きして一昼夜風にさらした豚三枚肉をくん煙した。くん煙の材料は干したみかんの皮、出がらしのお茶、桜チップ、ザラメ。
前回のよりいい色艶に仕上がった。田舎にお土産に持って行く。


午後、○○パルコに行った。顔なじみの店員が「休み? いいわね」という。
「大晦日も元日も仕事だから、切り替えがないの。年賀状だけ急いで出したけど」
「あら、パルコは正月休まないの?」
「2、3日は福袋があるから出てもいいけど、元日くらい休んでもいいよね」
「みんな買い置きするんだから、スーパーもデパートも元日くらい休んでよ」と私。
「言って言って!」 誰に言えっていうのよ。営業時間は延びているし、どの店員も目の下にくまを作り疲れた顔に見える。


私は、世の中の動きが止まり、シーンと静まりかえる正月の東京のまちが好きだ。空気もきれいで空の色が違う。
晦日、元旦と年が切り替わる節目をきちんと意識したいほう。来年はどんな世の中になるのか。まったく何が起きるかわからない。
はっきりしているのは何が起きようと働き、生活して行かなくてはならないということだ。