みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

昭和二十年 学童の勤労奉仕

田舎の終戦時の資料を見ていてわからないことがある。


※昭和二十年 政府はどんぐりの実を粉にして食糧課化する方針を決定。五百万石目標に学童らに採集を呼びかけた。

いよいよ食糧不足は深刻になっていた。田舎の国民学校(小学校)に通う児童たちは勉強どころではない。農作業の労力奉仕に加えて、イナゴ捕り、どんぐり、樫の実を採取し供出(国の呼びかけに応じて提供)した。校庭にどんぐりを詰めた俵を積み上げて記念撮影した写真が残っている。


さて、このどんぐりはどこに運ばれて、何に加工され、飢えた人々の口に入ったのだろうか。さつまいもの蔓(つる)まで食べたという記録はあるが、どんぐりの粉を加工した食物を食べたという話は聞いたことがない。

どんぐりの他にお茶の実、桑の木の皮、ススキの穂も採取させられている。これらは何に使ったのだろう。