みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

働く人は機械か

kawanomiti2007-02-09

写真はベランダの桜草 


東京都介護支援専門員現任研修5日間最終日、9時間の集中講義が昨日終わった。やれやれ。
隣の席の人が、「両腕が上がらないのよ。ストレスね」 と脇の人と話している。
ちらっと見たら、私よりも大変そう。
最後の講義はリハビリテーション 身体を動かさないとエコノミークラス症候群 静脈血栓症になり、死に至るという講師の話を聞きながら、狭いイスに9時間も押し込められている私たちって何なの。
講師は理学療法士なんだから、講義の合間に、リラクゼーションや簡単ストレッチを組み入れてくれてもいいのではないかしら。
リハビリの重要性、効果は日々の仕事の中で実感していることであり、リハビリの体系的な話、現場の実践を聞けてよかった。
この中で東京都、特に23区は、リハビリの専門病院、リハビリ施設、リハビリの専門家(PT、OT、ST)の数が圧倒的に足りない。むしろ地方が充実しているという話に、やっぱりと頷いた。
病気や障害があっても在宅で暮らしていく。そのための受け皿がないことに怒りながら、慣らされあきらめてしまっていることに気づいた。

介護支援専門員の更新制が決まり、拙速でバタバタ始まった現任研修。受講料も大幅にアップした。
研修募集要綱のずさんさに都の窓口はトイレに立つ間もないほど、問い合わせや抗議の電話が殺到したという。制度が悪いのに現場の人間の質が悪いと更新制にして研修し、管理する。研修は必要だが、実のあるものにしてくれ。


過労死するのは本人の自己管理の問題だといった人材派遣会社の奥谷禮子社長、経済諮問会議のメンバーだそうだ。一部当たっているかも知れないが、よくそう人間を切り捨てられますな。
女は子どもを生む機械として、働く傭兵を生まなくてはならない? 経団連と政界の質の悪さがあからさまになってきた。


戦時中の標語「生めよ、殖やせよ」 家の隣のオバサンは1ダース子どもを生み、国から表彰されたそうだ。そして国は勝ち目のない戦場にどんどん男たちを兵士として送り込んだ。隣の家では息子が戦場から無事生還したからよかったけど。