介護は人
昨夜、9時からのNHKスペシャル「介護の人材が逃げていく」ーあなたの老後は大丈夫か 高齢都市東京の落とし穴ー
2年前、都内の特別養護老人ホームの施設長が、景気が悪いと何とか若い人材を確保できるが、これで景気が上向けば、大変だといっていたが、今、まさしく介護施設は人手不足で大変な状況のようだ。
介護保険施設はできても、人材が集まらない。
頼みの綱のフィリピン人介護福祉士も日本より待遇のよい中東やカナダなど日本以外の国で働きたいと言っている。
小泉内閣の骨太の改革、規制緩和、社会保障圧縮の結果ということをNHKも明確にいっていた。
介護は人、マンパワーが一番大切なのに、国は介護保険スタートしてから、介護報酬をどんどん削った。
介護保険スタート時、「介護の社会化」 民間事業所が参入することにより競争して、質のよいサービスが選べると煽ったマスコミ。介護現場や介護保険制度の中身を精査すれば、絵に描いた餅に過ぎないのに、とうとう国民的な論議をせずに介護保険制度はスタートした。
小泉元首相や厚労省の役人は自分は歳を取らないし、何とかなると思っているんだか。
高齢者は障害者団体のような組織を持たず、介護業界も医師会のような強力な組織がない。何とも歯がゆい。