みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

介護のこれから

昨夜、NHK3CHで「介護のこれからを話そう」という生放送の番組があった。番組チェックしていたが、夕寝してしまい、途中からしか見られなかった。
景気が良くなり、介護の現場は人手不足が深刻という状況の中、なかなか濃い内容の問題提起がなされていた。突っ込むのは服部真理子先生、金子勝氏。
受けるのは厚労省大臣官房審議官御園氏、この人が現場や介護保険の現状を知らないので驚いた。最初、家族が昼間働いている日中独居の場合、掃除や買い物など家事援助を受けることができたが、運用が厳しくなってサービスを受けられなくなり問題になっている。介護の社会化という介護保険の基本理念はどうなったのかと突っ込まれた御園氏「そういう切り捨てている自治体があるんですか。必要であれば入れますよ」とのたもうた。全国放送でこんなこといっちゃっていいの。
厚労省の指導があったから、比較的裕福自治体であるX区も締め付けが厳しくなった。財源が無いというのは最初からわかっていたこと、それなのに財政を理由にサービスを切り捨て、制度を変質させてきた。これでは老後の安心はありえませんよ。とわかりきった話。
厚労省は財源の問題を正直に国民に投げかけるべきだと服部先生はおっしゃった。その通り。それにしても堀田力氏はなんで出てくるの。ボランティアは基本的なサービスの枠組みが整備された後の話なのに、財源がないからボランティア、では何も解決しないのに。本当に変な人だ。

日曜の夜で地味な3CHですから、見た人は多くはなかったようだが。生放送はいいね。NHKは政府広報番組化してニュースなんか気持ち悪い。でも受信料払って応援ていうか、見守っているんだから、がんばってね。