みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

  大津事件と現代

深夜、爆音をたてながらバイクが走り回っている。睡眠を妨げられ困っている人もいるだろうに。一人か、徒党を組んでいるのではなさそう。どういう思いで毎晩騒音を撒き散らしながら走っているのだろう。
起こされついでに読みかけの本を読むことにした。「湖の南」富岡多恵子著 ロシアの皇太子に斬りつけた巡査の遺された手紙をもとに、大津事件を読み解いたもの。病持ちの母親と困り者の兄を抱え、訥弁で几帳面、時代の波に乗れなかった駐在巡査の鬱屈した心情がわかるような気がした。