みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

緑濃き水戸城址

調べたいことがあり、水戸市にある茨城県立図書館に行ってきた。水戸城址中にあり、風格のある大木に囲まれ環境は申し分ないのに、図書館は小規模で、県立でもこんなものかと落胆した。職員の数も少なく、カウンターに一人か二人だ。忙しそうで、質問するのも遠慮してしまう。
郷土資料のコーナーで、「水戸黄門は悪人だった」という本が目に付いてめくって見た。テレビの黄門さまはフィクションだが、この本によるとかなり残酷で偏屈、女好きな殿様だったようだ。女好きは水戸徳川家の血のようで、女好きでもいいけど、やたら手をつけ、妊娠すると堕胎を言い渡す。

水戸藩は以後も立派な城主に恵まれなかったから、血を血で洗う凄惨な内部抗争に明け暮れ、人材が枯渇し明治政府の要職にもつけなかったのか。
と、茨城県出身の私は一抹の悲哀をおぼえるのだ。

今日は涼しい陽気なのにJR常磐線小田急線も冷房効き過ぎ。私は上着を着ていたからまだいいけど、半袖の若い男がクシャミしていた。