みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

過労死はしたくない

昨日、地域のケア会議が終わった後、帰りがけに一人のケアマネが「地震が続いているけど、実際に起きたらどうなるのかしら」と誰にともなくつぶやいた。
この東京では建物や、ビルの看板、落下物により道路は不通になる。エレベーターは動かず大混乱になるだろう。大地震がくればケアマネは無報酬で顧客のために昼夜走り回らなければならないんだな。
交通が寸断され、ヘルパーやデイサービスを利用しなければ、報酬は算定できない仕組み。現に進行性の癌で3ヶ月入院している顧客がいるが、医療保険に移ったため、認定更新、区分変更申請の代行、家族との面談、在宅医の情報提供と支援しているが、本人も家族もケアマネが無報酬で奉仕しているのを知らない。
閉じこもりがちな日中独居の利用者のためにヘルパーが買い物や公園に同行すると、不正な算定として返還させられる。ケマネは書類づくりに追われ、できなければ減算。こういう現実をきちんと知らせるべきだ。制度を複雑にして国民に衆知させず、現場を無視して進める。年金問題と根っこは同じで厚労省の無責任体質に怒っている。

柏崎原発地震による損傷と火災。地震国日本と原発の危険については、専門家や市民団体が警告を発し、反対していた。このくらいで済んでよかった方なのかもしれない。でも放射能を帯びた汚染された内部や水を掃除するのは、東電社員ではなく下請けの原発ジプシーといわれる期間作業員。社員がしない危険な作業をして何の保障もなく使い捨てにされる。そういう人たちを必要とする構造で成り立つ電力事業。原発作業員の犠牲の上に成り立つ私たちの快適な生活。知らない人は原発ジプシーについて書かれた本があるから読んで見て。
昨日今日と朝日新聞介護保険のチェックを連載しているが、本質的なところは書いていない。東京新聞コムスン問題が下火になっても制度の矛盾をわかりやすく連載している。
国民新党亀井静香氏が小泉改革路線を明快に切っていた。彼の話はわかりやすく説得力がある。ただ、経済がわからない身にはどこまで信じてよいのかわからない。
国会議員の年収は2193万円か。美しい国とは国民が文句もいわず働き、国のためにさっさと死ぬこととみつけたり。