みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

太陽様様

kawanomiti2007-11-25

我が鉄筋長屋4階のベランダは太陽の恵みを受けて陽射しがさんさん。写真は干して三日目の大根。
昨年は干し大根が見つからず、やっと手に入れた最後の一束は不良品ぽかった。沢庵漬けにしたらピンクのカビに覆われ、捨てざるをえなかった。
大きな大根を日が暮れる前に取り込み、夜露や雨にあてないように2週間も干し続ける干し大根作りは、高齢化の進む農家にとって骨の折れる仕事だという。
私は農協で大根を買いながら、自分で干せばいいんだわ。と思いついた。ちょうどベランダには緑のカーテン用のネットが残っている。ゴーヤの枯葉が残る網に大根を差し込んだらうまくいった。
問題は明日から仕事なので、日没前に帰れないことだ。干し大根が完成するまでは早めに帰ることにしよう。


前回20日に、富裕高齢者に福祉タクシー券が配られ、フリーターの若者が医療を受けられなかったり、難病認定が取れないという現実について書いた。その2日後の22日、朝日新聞「年金改革」という欄に、富士通総研主任研究員渥美 由喜氏「富裕層の給付、死亡時返還を」が掲載された。
社会保障制度が充実する中で、子どもが親の面倒を見る代わりに、社会が高齢者を扶養する割合が大きくなっている。高齢者の中には、豊な資産を持ちながら、社会保障制度による手厚い便益を受け、多額の遺産を残す人も増えている。そういう人が死亡した時に、社会が過剰に給付した分を返してもらう制度であるという。

死亡時清算制度の是非はわからないが、介護保険制度がスタートしてから、それまで家政婦を雇って家事をさせていた富裕層が、介護保険のヘルパーによる家事援助に切り替えるケースが見られた。
家族がいても、子どもは大学教授だったり、ハイレベルのケースが多く、そういう人たちは親の世話をする時間が取れないということで、ヘルパーに家の掃除や調理を頼む。
世話をしない子どもに財産が行き、社会の嫁であるヘルパーは低賃金で、人手不足である。
私は富裕層の足元にも及ばない層だが、自分の娘は老後のあてにはできない。社会保障の充実のために財源をどうするかという議論が、選挙の前だから先送りというのでは困る。