みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

紅葉と白菜とサンマと

kawanomiti2007-12-01

昨日、いつもの通勤コースを少し回り道する。写真は大蔵運動公園から砧公園に続く広場。
落ち葉を掃く掃除の人と、数えるほどしか人影はない。もう薔薇の花壇は盛りを過ぎた。落葉しはじめたけやきの落ち葉の舗道。両側は桜や柿の葉など茶系の渋めの濃淡。赤く色づきはじめたかえでは都会の紅葉にふさわしく、鮮烈な赤ではないが、緑の葉とのコントランスが美しい。
落ち葉に囲まれて古びた木のベンチがいい感じだ。ヨーロッパの公園を思わせる大人の散歩コース。日一日と移ろいゆく景色の中を自転車を走らせると、夢の中にいるような至福を感じる。

寒さとともに野菜も魚も味が濃くなった。秋から冬は果物が豊富で、柿やみかん、林檎、安いのがうれしい。漬物は白菜漬けの出番だ。
白菜漬けは半株を2つに割いて干した後、切って漬ける。テレビで白い固い部分を切って漬物容器に入れ、塩を混ぜてから、やわらかい葉の部分を乗せる漬け方をやっていた。固いところは浸かりにくい。同じようにしたらうまくいった。
サンマもまだ豊漁が続いているそうで、昨年よりも安い。近くのスーパーで一尾80円台。これを2枚におろして塩水に漬けて、1日干したのを冷凍して置いた。
休日の朝食なので、炊きたてのご飯に味噌汁、サンマを焼いて食べたら生臭みが抜けておいしい。
包丁を砥いでからスーパーに行き、またサンマを10尾と鯵も2尾買ってきた。本当はキンメダイが欲しいが十倍以上の値段をチラリと見て通り過ぎる。というわけで休みの日も分刻みの忙しさとなる。


病院の待ち時間に『ネット君臨毎日新聞取材班 を読む。インターネットの負の部分を取材して書いたもので、読んだ後で暗く重い気分になった。
携帯やパソコンがない時代に子供時代を送れたのは幸運だったと常々感じていたが、ここまで子供たちに被害が及んでいたとは。十年以上前になるか、小中学校にパソコンが導入されることが決まった時、情報リテラシーの教育が先なのに大丈夫かなと危惧を感じたものだけど、不安は的中した。
インターネットは私にとっては、なくてはならないものであり恩恵の部分が大きい。よく取り沙汰される2チャンネルとは幸いに縁がない。インターネットは世の中そのものだから、善意と悪意、美と醜が混ぜこぜなのは当然だ。
だから、インターネットや携帯の情報教育が前提であり、大切なんだと思う。2チャンネルに限らず、難病の掲示板や、専門的な掲示板でも、独りよがりのたった一人の書き込みのために、荒れたり閉鎖に追い込まれることがある。どこにもそういう人はいるもので、いかに参加者が成熟して知恵を良い方に使えるかが試されているのだと思う。