みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

梅雨も楽しい

頼んでおいた青梅が届いたので、梅仕事。梅ジュース、梅醤油、梅酒を作る。ぬか漬けにも入れた。次に熟した梅が届くまでに紫蘇を用意しよう。梅醤油は青梅をビンに入れ、醤油をそそぐだけ。香り高く、刺身やつけ醤油によいという。

一昨日、映画「ザ・マジックアワー」を観た。三谷幸喜監督の作品は必ず観ることにしている。古びた港町とレトロな小ホテルが画面に現れたとたん、期待にわくわくした。
今回の主役は佐藤浩市。意外な抜擢に思えたが、本当に売れない役者に見えた。カン違いと映画のロケの絡み合いが三谷幸喜監督らしくて、その転回とテンポに私の頭はついていくのが大変。
ギャングの撃ち合いも最後のラストもおもしろかった。笑って、ドキドキして、涙もちょっぴり。もう一度観たい。


前回のブログで感想を書いた「ルポ 貧困大陸アメリカ」。著者の堤未果さんが第56回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞したと今日の新聞に載っていた。

彼女だったら「貧困大国 日本」をどう書くだろう。

折りしも日曜日の秋葉原の事件は衝撃的だった。理由なく殺された人々の無念さは計り知れないが、殺した25歳の派遣社員の男にも痛ましさを感じた。
私は彼がブログに書き続けた犯行までのリアルタイムの記録に胸が痛む。本人は殺人ゲームのつもりだったのかも知れないが、身を持って、人を人間扱いしない過酷な格差社会を告発したといえる。貧困が問題なのではない。人間としての誇りがズタズタにされ、希望が持てないことが人を自暴自棄にさせる。

藤原新也のブログ「Shinya talk」は若者を取り巻く情況をしっかりと活写している。秋葉原事件と現政権の演繹的な関係 若者の労働力を搾取するマクドナルドに若者が金を落とす図の滑稽を若者は自覚してほしい に共感した。