働く貧困層
写真は梅干し、3日干すところを2日に省略、赤梅酢に戻した。
冬には塩が馴染んでおいしくなるだろう。
盗まれた自転車が返った。若く明るい声のおまわりさんから電話が入り、パトカーで自宅まで届けてくれた。盗難届けを出して10日目、路上に置き去りにされているのを見つけた人が警察に電話してくれたらしい。
盗った人は電動自転車の充電が切れてペタルが重くなり、乗り捨てたのだろう。自転車がないと不便で仕方がなかったので助かった。
自転車で農家の庭先販売を回り、もぎ取ったばかりのとうもろこしや茄子を買った。
お昼にとうもろこしを茹でて食べる。ぷりぷりして甘みがありおいしかった。
最近読んだ本
湯浅 誠著「反貧困ーすべり台社会からの脱出」岩波新書
ワーキングプア(働く貧困層)の現場で、支援者として活動する人が取材し、書いた本。日本の働く貧困層の生々しい現実、行政や国が現実を把握しないで切り捨てていること、なぜワーキングプアから抜け出せないかがよくわかる。
セーフテイネットの一つ、生活保護の中身について、私は?マークだ。仕事で生活保護を受けている人を身近に見るが、中身が自立支援になっていないように思える。役所の担当職員が一人で100人も受け持っているため、その人が生活保護費をどう使っているか把握していない。
受験を控えた子供を抱えた寡婦などの場合は生活保護費では苦しいだろうが、一人暮らしの高齢女性で、洋服だけでなく、枕カバーからシーツ、布団カバーにいたるまでクリーニングに出してる人がいて驚いた。余ったお金は通販で買い物、役所の予算と同じで使いきり。
ヘルパーに何種類もの料理を作らせ、食べずに捨てさせる生活保護の男性の話も聞いた。社民党や共産党は生活保護費の引き下げ反対だが、どの程度実態を把握しているのか首をかしげる。世帯に合ったきめの細かい生活保護費の算定が必要であり、単に引き下げ反対というのはおかしい。と生活保護費以下の年金しかもらえそうもない、働く貧困層すれすれの私は思うのである。