みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

30代はなぜ助けを求めないのか

今日のクロ−ズアップ現代は、30代前半の娘がいる私にとって他人ごととは思えなかった。
就職氷河期に新卒で入社できないと、いったん正社員から外れると、その後這い上がれない。ホームレス一直線なんて辛すぎる。あなたが悪いのではなく、雇用の調整弁、使い捨てで安く使えるフリーターを必要としている社会構造がおかしいんだよ。会社や産業構造自体が流動的な時代に、雇用を守れというワンパターンのスローガンが正しいのかわからない。
憲法で保障された健康で文化的な最低限度の生活を保障する仕組み、もっと多様で柔軟な働き方を選べる社会であってほしい。

正月元日、実家での祝いの食卓に、甥が新婚の妻を伴って現れた。さわかなカップルに座が盛り上がったのはいうまでもない。しかし、共働きの妻の方は新幹線通勤で午後9時帰宅、甥は午前2時に帰宅という。弟夫婦は早く孫の顔が見たいというが、はたしてこんな働き方で子供を生み育てることができるのか。

なぜ30代の若者は自分を責め、閉じこもり、社会に働きかけようとしないのか。そこのところが気になる。
高齢者相手の仕事をしているため、毎月50万円の年金をもらっている人たちの存在を知った。大手の00に勤めていた人たち。国民みんなが不況にあえいでいるのではない。