みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

地図や画像が表示されなかったのは、エクスプローラ8がダウンロードされたためとわかった。NEC、ウイルスバスターズ、マイクロソフトに電話しても解決しないので、昨日市内の業者に来てもらった。料金は1時間で4200円だったが、うまくいかなかった。

今日再度マイクロソフト社のサポートセンターに電話、女性から電話による高度なサポートとやらを受けて無事解決した。日曜日だというのに早くにつながり、丁寧で適切な指示に感動する。しかも無料である。画像が現れた時は涙ぐむほどうれしかった。プロはこうありたい。自分も見習わなくちゃ。

図書館にリクエストして半年待たされた『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』、やっと読み終えた。著者は加藤陽子東大教授。
次にお待ちの方がいます。お早めにお返しください。という紙が貼り付けてあるほど人気がある意味が納得できた。
昭和の戦争について書かれた本はたくさんあるが、対戦国、周囲の国を含め、ありとあらゆる資料を駆使して、今までにはない視点で書かれている。男が書いたものは、戦争へのロマンやら思い込みがぷんぷんするか、でなかったらその裏返しの悲壮感なんかでもううんざりだけど。たぶんこういう本を私たちは求めていたんだ。真実をわかりやすく理性的に伝えてくれる本を。

最後の方、日本は戦争をやる資格のない国 こういうことをいう軍人(水野廣徳)が1929年の日本に現実にいたのだ !
 いわく日本には資源はないのだから持久戦はできない。国家の重要物資の八割を外国に依存している国なのだから、生命は通商関係の維持にある。通商の維持などは、日本が非理不法を行わなければ守られるのである。というようなことをいってた軍人がいたなんて。
うーん。何で当時こういう考えができたのか。水野廣徳という人物に俄然興味がわく。
しかしながらやはりこの言論は弾圧されてしまう。今も日本が島国で、外国から資源を買わないと立ち行かない国であることは変わらないわけだが。