みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

結婚式・披露宴を楽しむ

kawanomiti2010-03-28

 甥の結婚式と披露宴に出席した。新郎の両親である弟夫婦はどういう内容か知らされず、新婦側の主導で進められた。なんせ弟夫婦は自分たちは結婚式も披露宴もやっていない。
 お台場のホテルの中にある教会で式は挙げられた。出席者を含めて賛美歌を歌い、神に誓いの言葉を述べる。二人ともキリスト教信者だったっけ? なんて野暮ったいこと言いっこなし。純白のウェデイングドレスの長い裾を引いてバージンロードを父親と腕を組んで歩む、彼女にとってのハレ舞台。新婦の好みに合わせたと思える豪華な披露宴。出席者百人のほとんどは二人の若い友人たち。丸テーブルをまわるちょっぴり退屈なキャンドルサービスも、拍手で温かく見守ってあげる。
 大きなスクリーンに二人の成長記録が上映されるが、それだけでなく甥の友達との交友の歴史が入り、出席者全員の名前が画面にテロップで流れるという懲りよう。甥の人柄と友人たちの熱い友情が、見ず知らずだった新郎新婦側親族、それぞれの友人たちを巻き込む。
 宴のラスト、弟が新郎の父として、息子の名前の由来と尊敬する思想家の言葉を引用し、お礼の挨拶を述べる。新婦の父親がギターを抱えて、自身の青春時代に流行ったフォーク調の歌を歌った。新郎が新婦の父に寄り添い、一緒に歌う。弟夫婦の輝くような笑顔が印象的だった。娘と帰り道、「思った以上によい披露宴だったね」と感想をいいあった。