みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

エアコンなしで乗り切る方法

 エアコンの冷房が苦手で、肩とか痛くなる。昨年は冷夏だったので、エアコンをほとんど使わなかったから処分した。ところが今年はこんな猛暑だ。掃除機能つきのエアコンを買うか。でも室外機を置くスペースを確保しなくてはならないし・・・。
 エアコンなしで乗り切る方法に、扇風機を賢く使うというのがある。扇風機の前に氷を入れた洗面器を置く。屋外の方が涼しい場合は、部屋の外に扇風機を置いて回す。我が家の場合、午後から夜は室内の方が外より気温が高いので、さっそく試したら、本当に涼しい風が入ってきた。後、ジェルタイプの軟らかい保冷材を腋の下にあてる。夜は同じく枕にする。冷やし過ぎは良くないので、タオルでまく。もともと寝つきは良いので、これで何とかなりそうだ。

 キリスト教の敬虔な信者で、教会のボランティア活動をしている80代の老婦人がいる。夫が亡くなり、子供のいない老婦人は、家を処分し、民間の高齢者住宅に入居した。入居時に5000万円払い、毎月の生活費(管理費、維持費を含む)が20万円かかる。これで寝たきりになれば20万円ではすまない。私なんか逆立ちしても入居できない金額である。管理が行き届き、孤独死をする心配はないが、中に入って見ると、やはり、幸せそうでもないのである。
「なぜ、ここを選んだのですか」と聞くと、「最後まで尊厳を保ち生活できる、痴ほうになっても安心して暮らせます、とパンフレットに書いてあったから」という。
 しかし、入居数年で経営母体が変わり、赤字だというのだそうだ。老婦人のようにまだ自立して生活できるうちはいいが、これで入居者が寝たきりの割合が増えた場合、どこまで面倒みてくれるのか心もとない。これが特別養護老人ホームであれば、寝たきりになっても月に10数万円ですむ。もちろん最初に入居金は必要ない。
 国も都も特別養護老人ホームの建設を抑制し、民間の有料ホームの参入を進めている。小泉改革に代表される、官より民にという流れがきちんと検証されないまま、みんなの党などが票を集めている。マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」はアメリカの医療の過酷な現実を描いていたが、医療に比べ、介護の問題は表に出にくい。
 民主党は「シッコ」が日本で封切られた頃、民主党内研修会として上映会を開催したが、野党時代の初心に戻り、これから目指す社会像を鮮明に熱く語ってほしい。