みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

原子力発電は明るい未来か

 昨日から今日にかけて、またもや惣菜作りに追われる。本当は土日は集中してやりたいことがあるのだが。
 作ったのは肉じゃが、おでん、餃子(イカ、モヤシ入り)、秋刀魚の醤油煮、紫芋入り蒸しパン、林檎と人参のジャム。このうちの半分は娘に渡した。肉じゃが、おでんはなかなかの出来だ。外食よりもいい。

 今朝は団地の一斉清掃日で草取り、その前に毎朝のテレビ体操。昼食後やっと新聞を見る。

 日本の四季を守り、暮らしを支えるエネルギーとは? という見出しに目が留まる。
なんと原子力発電のPRだった。左下に小さく、財団法人日本原子力文化振興財団という文字があった。
東海大准教授 浅沼徳子さん、俳優・気象予報士石原良純さんが対談形式で、地球温暖化を例に、燃料のリサイクルが未来のエネルギーの鍵 と、原子力発電に理解を求めるPRをしている。

 浅沼徳子さん 「現在の便利で豊かな暮らしを、産業革命以前に戻すことは現実的ではありません」。
石原良純 俳優・気象予報士「以前、1年ほど冷暖房なしで暮らしたことがあるのですが、冬は家にいられたものじゃないし、夏は眠れない。こんな暮らしをしていたら早死にすると思いました(笑)」。

 石原氏は北海道に住んでいるわけじゃないのにオーバーな。私は冬でも暖房は一日2〜3時間で、夏は風の通る道を作ってやれば、扇風機で十分、冷房はほとんど使わない。というか、冷房は苦手で逃げ回っている。高温多湿の日本の夏に、上着着てネクタイ締める生活を何とかすれば? と言いたい。

 原子力発電は発電時にCO2を出さないし、使い終わった燃料の95〜97パーセントを再利用できる。
エネルギーが安定して供給できるので、資源枯渇問題の解決にもつながる。科学技術が明るい未来につながるかどうかは人間しだい。だからこそ私たち一人ひとりが科学技術のことをしっかり理解する必要があります。

 だって。原発に賛成しないと科学オンチみたいな言い方だ。電気を浪費する生活環境、産業構造になってしまった以上、今すぐ原発を無くせといっても無理とは思うが、でもね。
 地震列島である日本で原発を作り続けることの危険。原発に通常のミサイルなり爆弾が打ち込まれれば、原子爆弾と同じ被害が想定される。燃料のリサイクルというが、核の廃棄物は貯まる一方で行き場がない。原発被爆にさらされながら、清掃作業に携わる非正規労働者の問題。
 これだけ見ても、原発がクリーンでエコであるはずがない。命の危険にさらされてまで、ぴかぴかネオンが見たいか。

 原発を推進する前に、もっとやるべきことがあるんじゃないの。