みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

梅雨の中休み

 
 友達がガクアジサイを持ってきてくれた。花屋さんで買った花より、庭に咲いてる花をもらうのが一番うれしい。
 
 私は自宅でまだエアコンをつけない。古い建物で北側に風の通り道がある。汗ばんだ皮膚に自然の風が快い。熱帯夜に備えてひんやりジェル枕を買っておこう。

 渋谷で元同僚とランチした。ケアマネをしながら月に10日泊まり込みで障害者の介護をしている。相手は交通事故で半身不随になった男性、排せつが自力で出来ず常時介護者が必要。家族はその男性の世話を彼女に託し、夜の間にいなくなってしまった。
 彼女は私より年上で孫がいる。もう介護の仕事から解放されたいところだが、交代要員が足りないため手を引けない。
物腰がやわらかで一見上品な奥様ふうなのに、根気強い。いろいろなケアマネがいるが、彼女から多くのことを学んだ。東北は仙台出身の人である。

 入江曜子著「貴妃は毒殺されたか」ー皇帝溥儀と関東軍参謀吉岡の謎ー 読んだ。
 うーん。すごく粘り強い取材の上に書かれたノンフィクション。読みでがあった。ただ、この重厚な本を読む人は多くないはず。となると溥儀の手記や映画化された愛新覚羅浩の「流転の王妃」の物語をみた多数派の頭の中は修正されないままなんだろうな。