みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

なでしこジャパン

 今の時期、ぬか漬けは茄子が最高だ。毎年こうはいかないのだが、なぜか色よく漬かった。ジューシーで充実した味。切るのももどかしく丸かじり。

 昨日は台風の雨の中、カッパ着て自転車で回った。利用者にスカートが濡れているのを見つけられ、「脱いでかけときなさい。帰るまでに乾くわよ」。といわれ、好意にあまえた。
 いつものように1時間近く話を聞き、帰り際に今月で退職をすること、来月から新しいケアマネに交代することを告げる。
 子供がなく孤独が好きで、それでいてさびしがり屋の婆様。90歳近い人に別れを告げるのはつらい。「玄関先で帰らないで、いつも話を聞いてくれた」という婆様に、交代のケアマネにもそのように引き継ぐわ、と伝える。

 体力、脳力に限界を感じながら生活のために働いてきたが、まだ余力のあるうちに引退することにした。やめるのはもったいないといわれるが、これからは残り少ない余生を、読みたい本を読み、やり残したことをして暮らすのだ。といっても人に言うのがはばかれる平均以下の年金額である。どうやって暮らすの? と心配されるから見栄をはって言わない。

 テレビはなでしこジャパンで盛り上がっている。女子サッカーは今まで見たことなかった。アメリカとの決勝戦なでしこジャパンの戦いぶりは、頑張ってるのにガツガツしていなくてさわやか。男たちのW杯にありがちな汚い禁じ手を使わない。女子サッカーは恵まれない環境の中で、生活費をきりつめながら練習してここまで到達した。世界一に輝いたその姿は日本中を勇気づけたのではないだろうか。私も元気をもらった1人である。