みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

アメリカの怒れるデモ

昨日は団地の月に一度の前庭一斉清掃日。朝八時から芝生や植え込み、棟周りの草取りとゴミ拾い。10時から団地の防災訓練があったが、やることがあり忙しいので、こちらはパス。
夏にフル回転してくれた扇風機2台の掃除をした。羽根をはずして洗剤で汚れを取り、元通りに組み立てるためけっこう時間がかかる。ゴーヤの蔓を外して乾燥させたものをゴミ袋に入れる。干し草のかすかな甘い香りに、『アルプスの山の少女』ハイジが、干し草のベッドで安らぎ、快い眠りに入る場面をふと思い出した。

 先日、NHKの朝イチに五木寛之氏が生出演、その中で女性は50代60代が女の旬、といっていた。内面的に充実し、それが外見、立居ふるまいにもあらわれるのは50代から、という話だった。 我が意を得たり、三十代の娘にも聞かせたかった。
 私の祖母は美人といわれた人だったが、20代の写真は表情が固い。40代後半、父が出征する時に、祖父、父とともに、黒の紋付羽織姿で撮った写真は、祖母のやさしさと、自信のようなものが自然に表情に出ていて、女優のような美しさを感じた。私は残念ながら祖母の美しさを引き継がなかったが、50代から60代と齢を重ねるごとに、精神が解放されて楽しくなっている。

 ツイッターをハシゴしていたら、「テレビ新聞は日本のデモは載せないけど、アメリカのデモは取り上げるのね」。と書いてあって、本当にそうだと可笑しかった。
 あまりの貧富の差に、怒りの声をあげるアメリカのデモ、富裕層らしい男がインタビューのマイクに、「デモしている暇があったら、仕事を探せ」といっている。
 ごく少数の富裕層に対して、貧困層、貧困予備軍の増加は、今後どう社会を変えるのだろう。健康で文化的な最低限度の生活を保障すること、その実現に努めることはアメリカ、日本に関係なく地球号という同じ船に乗っている人間として当然のことだと思うが。