みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

原子力規制委員会スタート

kawanomiti2012-09-20

 テントウムシが4階ベランダまで来てくれない。仕方がないので、補虫網を手にテントウムシがいるという芙蓉の花がたくさん咲いている空き地に行った。やっと一匹見つけたが逃げられてしまった。テントウムシは暑いのが苦手で夏は活動をやめているというから、涼しくなってからまた出直すことにした。
 いっそのことテントウムシを飼育するか。しかしネットで調べたら、テントウムシはアブラムシをたくさん食べるので、エサ探しが大変のようだ。テントウムシのためにアブラムシを確保しなければならないというのもな。と思案しながらベランダに出たら夕顔が2つ健気に咲いている。
 ゴーヤと夕顔のおかげで今年の猛暑をエアコンつけずに乗り切れた。東京でエアコンつけないのは私ぐらいなものだろう。と西表島の妹にメールで自慢した。妹はエアコンなしだが、東京より涼しいという。

 昨夜は11時過ぎにNHk時事解説で水野解説員の「原子力規制強化なるか」と、続いてウェブニュースに津田大介さんが出るので、録画しておいてみた。
 水野解説員の話は、原子力規制委員会が政治家から指示を受けずに判断する強い権限を持つものであるが、人事が国会の承認を受けず野田首相の見切り発車であること、メンバーが保安委員会からきている事を指摘した。また、大飯原発の再稼働は専門家によらないで野田首相の政治的判断で再稼働を決めた。電力需給や電力会社の経営を考えることなく、科学的に判断して再稼働の新基準を決めるべきだ。原発直下、敷地内活断層の問題もこれまでは保安院、安全委員会の審査に甘さがあった。現地調査を電力会社まかせにしないで、専門家による選定基準を示し、規制委員も現地調査を行うべきだというもの。


 水野さんのいうことは当たり前のことだが、ふだんのテレビでは経済が成り立たないという話が大手を振り、科学的正論が力強くメディアから発信されることはない。原発ゼロは限りなくずるずると危なくなりつつある。ましてや自民党が与党になったら推進で目も当てられない。しかし、原子力規制委員会は原則公開という。ならばその議論の中身をきちんと知り、国民の方を向いた組織であるよう監視していくという活動を続けなければならない。それにしても水野解説員なぜ深夜なの。19時半からのクローズアップ現代で同じことをいってほしい。ウェブニュースに出た経済担当記者は、歯切れの悪い人で経団連に気を使っている口ぶりだった。
 
 9月7日(金)に国会図書館に明治時代の雑誌をみるために行き、帰りに官邸前に寄った。暑く狭い場所で拡声器でがなるのを聞いていたら疲れがどっと出て、早々に帰ってきた。パブリックコメントも出したしデモも一つの方法だが、それだけではない有効な方法を考えよう。ソーシャルメディアを駆使して発信する若い人たちを信じて、できることをしたい。