みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

「江戸・東京と江戸城・皇居」

 11月1日首都圏大学で開催されたシンポジウム「江戸・東京と江戸城・皇居」に行った。
 パネルデスカッションは登壇者が猪瀬直樹竹田恒泰藤森照信
 今の東京の俯瞰図が会場のスクリーンに大きく写し出された前で、まず総合防災訓練会場からヘリで駆け付けた猪瀬副知事から、総合防災訓練の概要が手短に話され、臨場感溢れるスタートが切られる。江戸から明治、大正、昭和を経た東京のまちづくりについて縦横に立体的に話され面白かった。
 東京駅の原点は、皇居とともに日本の中心に位置するものとして建設され、中央駅といった。復元された東京駅は皇居とともに日本を世界に示す存在となったという話は、黒松が整然と植えられた皇居前広場を見て、その風景に感動したことがあるから納得できた。私は復元された東京駅の実物を見ていないが、来年はいつもの三人組で皇居前広場と合わせて探訪ツアーをしてみたい。江戸城・皇居はまだ未知の部分が多いから興味があるが、まちづくりのシンポジウムなのだから、庶民の視点も入れてほしかったな。
 終わって会場から出たとたん、猪瀬副知事が待っていた記者に挟まれていた。石原都知事の突然の辞任、都知事後継者として指名されて渦中の人である。
 首都圏大学南大沢校舎は丘陵地帯で環境が広々として緑が多い。遠くに見える街路樹の紅葉が夕日に照らされてすばらしい、友達が近くまで行きたいというので、歩いたらタイワンフウであった。この木の紅葉は色彩の変化が繊細で街路樹として一番人気であり、私の大好きな木だ。
 
 パネルディスカッションで猪瀬副知事のまちづくりの話を聞きながら、都知事への意欲大いにありと見た。まー石原氏よりはいいけど、庶民感覚がないのが気になる。ネットの都知事にしたい人では田中康夫氏が一番だった。田中康夫氏の方が都政改革や庶民感覚で福祉、まちづくりに取り組んでくれそうな気がする。