みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

 後で「騙された」なんて言うなよ

 昨日は団地の定期清掃日。当番なので陣頭指揮をとらねばならない。割烹着着て頭に手ぬぐいかぶって出陣。駐輪場と廊下の蛍光灯の汚れが目立つので、共用部分の大掃除を呼びかけた。皆さん協力的で、といってもやらない人はやらない。高齢団地のこと、持病の1つ2つは当たり前。それでも声がかかるのを待ってましたとばかり、脚立に上がり蛍光灯のカバーを外して、洗ったり、70代がイキイキしてやっている。天井の蛍光灯を掃除するのは大変で、私は脚立から落ちそうになりヒヤリとした。
 庭も通路もさっぱりして、これで気持ちも改まり新年を迎えられる。上の階から「きれいになったねー」とうれしそうに言い合う声が聞こえ、にんまり。

 
 低所得者ほど野菜の摂取が少ないのは、野菜は高いから。という記事をみた。若い人ほどそうなるだろうな。仕事に追われ時間がないと、コンビニ弁当やカップめんで済ませてしまう。サラダの材料に使われるトマトや野菜は高めだ。自炊する時間があれば、今の季節出回っているカブ一束、大根一本が百円台で買えるのだが。カブも大根も葉っぱも無駄なく食べられる。
 先祖の事を調べているが、江戸時代から昭和20年代くらいまで、大根は庶民の食を支えてきた。百姓は米を作っていながら、白いご飯を食べられるのは盆と正月くらい。普段は雑穀や大根を混ぜた大根飯を食べていたんだ。今は贅沢になった分反動で五穀米なんて白米より高価だ。大根の葉を混ぜた菜飯なんておつなもの。
 カブの糠漬けのうまさと言ったら…。大根はイカやブリと煮るとか、切干大根を油揚げと煮る。栽培きのこは安価で植物繊維が豊富で、いろんな料理法がある。というふうに工夫すれば必ずしも高くつくわけではない。何を言いたいのかというと、わが娘も含め若者が食事を楽しみ健康で文化的な生活を送ってほしいから。

 さて、甲州の百目柿の干し柿はカビもせずできあがった。吊るして18日め、半分の大きさになって、中がやわらかく食べごたえがあった。今日は白菜キムチを仕込む。アミの塩辛をわざわざ大久保まで買いに行くのが面倒になり、イカの塩辛を半冷凍状態にして刻んで混ぜ込んだ。一週間後が楽しみ。

 
 総選挙後まで後6日、夕方のニュースでは自民党優勢のニュースに石原氏の「憲法を改正しましょうよ」の声がかぶさる。9条を失くして国防軍を作り、戦争をできるようにするんですか。正気とは思えない幼稚さだ。私は反対だけど、みなさんそれでいいの。覚悟ができているんですね。阿部も石破も石原も軍隊経験がなく、自らは戦争に行かない。後で騙されたなんて言わないでね。
 私はささやかな暮らしの日々を壊されたくない。で、どうしよう。