みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

お天道様様

太陽光温水器

 この冬は東京も記録的な寒さで、暖房はオイルヒーターで電気代喰うから、なるべく厚着して最小限に抑えた。
 使わないコンセントは抜く。それと日当たりだけはよいので、超カンタン太陽光温水器は我ながらやったー。ベランダの室外機に黒いポリ袋をかぶせ、ヤカン、ナベを置き、後ろに100円シヨップで買ったアルミシートを立てるだけ。
 今日の外気温は10度だけど、ヤカンの表面はかなり熱くなる。お湯はぬるま湯に。夏だとシャワーに使えるくらいまで上がる。1月の電気使用量は156KWH、昨年同月分と比べ、39パーセント減少で3681円、2201円安くなった。電気代値上げにも関わらず。つまり以前はいかに浪費していたか。
 しかし、我が家の省エネは少しずつ進化している。次はどういう工夫を思いつくか楽しみ。13年使用している冷蔵庫のモーター音がうるさくなったので、これを買いかえれば、もっと電気代は減るだろう。だが、野菜室が真ん中で左ドアタイプが見つからず思案中。

 NHKスペシャル「核のゴミはどこへ」を見た。
 大体知ってた内容だけど、核燃料サイクルに異議を申し立てた経産省の若手官僚、元原子力委員が証言したのはよかった。だが、政府は国民の利益よりも、自分たち組織や電力会社の利益を優先させ、国民につけをまわす方針を決めた。呆れて腹がたつ。
 夕方に、同じNHKで夕方に「終戦 なぜ早く決められなかったのか」の再放送を見たのだが、結果は最悪になることがわかっているのに結論を先送りして、自らの組織を守るのを優先させるところが同じで、笑ってる場合じゃないけど、「日本病」ともいうべき現象に苦笑するしかなかった。
 なぜ終戦を決められなかったのかだが、日本には理性的合理的に論じたり、判断する習慣がなくなっていた。明治維新以来の富国強兵の政策に、いざとなれば神風が吹くという精神主義で国民を引っ張ってきたわけで、今更敗北を言い出せなかったのではないかと思うがな。